恐るべしオホーツク

　チョットした事情から、ブログの更新が滞りました。理由は、後ほど。・・・

　先日、北海道水産局漁業管理課から「北海道秋さけ沿岸漁獲速報」（９月下旬）が発表されました。

　オホーツク海中部は、想像以上の大漁です。逆に、太平洋側は、悪夢としか言いようのない厳しさです。

千歳川の状況

　しばらくの間、時間が取れなくて、千歳川のカメラを見ることができませんでした。

　千歳川の鮭の捕獲数は、１０月７日には１日で１０，０００尾を超えました。昨年には、及びませんが、１０月の上旬も好調です。

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漁獲量（９月下旬）の分析

オホーツク海好調

　オホーツク海中部、東部は、好調です。特に中部の伸びは、目を見張るものがあります。

　オホーツク西部、中部は、過去５年で最多の漁獲量となっています。時期的には、これから捕獲数が減っていくでしょうが、オホーツク中部の漁獲数は、とてつもない状況です。

　データがないので４年前の放流数の変化はわかりませんが、例年と変化がないとすれば、なぜこんなに回帰率が高い（上がった）のか、研究の好対象ですね。

　日本海側も好調

　日本海側も、引き続き好調です。

　今年、サケ釣りをするなら、オーホーツクから日本海の間になるのでしょう。

　　ただ、これらの地域は、１０月上旬までがシーズンで、１０月中旬以降は、著しく漁獲量が減ります。

　と言うことは、もうう、今年の鮭釣りは、終わったということでしょうか？・・・・

　壊滅的な太平洋

　太平洋側は、いずれも壊滅的としか言いようがありません。過去５年の中で、最少の漁獲量です。

　漁獲量自体が他の地域に比較して少ないのですが、今年は本当に少ないです。我がホームグランドの胆振地方、日高地方においては、例年なら９月下旬は必ず９月中旬より漁獲量が増加するはずなのですが、今年に限っては、減少しています。

　１０月中旬には、一時的に減少する傾向がありますから、これからの釣行に、希望は・・・・・？

　これもまた、研究するには好材料です。私に若さがあれば、大学などで研究させていただきたいのですが、夜になると携帯の文字が見えなくなるオヤジでは、役に立ちませんね。

　昨年並みの根室地方

　根室地方は、なんとか昨年並みを維持しているといったところですね。

　

　　襟裳も厳しい

　襟裳地方も厳しいですね。特に赤潮問題などの影響を受けてか、西部は、ここも９月下旬が中旬に比較して、減少しています。

　仮説

　襟裳以東西部から胆振地方までへ回帰する鮭の回帰ルートや幼魚がオホーツク海へ向かうルートで、何かが起こっているのかもしれません。

　一番考えられるのが、回帰ルート上のロシア等の漁獲要領の変更です。ある時期から千島列島沿いに回帰して来る鮭が、どこかで一網打尽にされていたら、今後の回復は見込めません。

　回帰する鮭は、それぞれ決まったルートで帰って来るので、北方四島周辺のどこかで、島の西側を通る鮭のグループ（出身地域）と東側を通る鮭のグループ（出身地域）に分かれると、オヤジは推測しています。

　

　一方、北方四島のどこか（ロシアの漁協？）の鮭の漁獲量が、ある時期から拡大しているようなことがあれば、そこが原因になっている可能性が考えられます。

　具体的な仮説は、こんな感じです。

　A島の漁業者①組合さんが、島の西側で漁ををしていましたが、ある年何らかの理由で不漁になり、次の年、試しに島の東側で漁をしたら、大漁でした。次の年からA島の漁業者②さんと③さんも、島の西側から東側に漁場を変えて漁をするようになりました。・・・

　島の西側を通っていたのは、オホーツク地域から日本海地域へ回帰する鮭のグループ。島の東側を通っていたのは、襟裳から太平洋側の地域へ回帰する鮭のグループ。　そんな感じです。

　ここまで、北海道の半分の地域の鮭の漁獲量が激減する一方で、半分の地域が増加しているのは、自然現象だけでなく、何らかの理由がある気がします。

　これは、あくまでオヤジのあてずっぽう仮説です。根拠も何もありませんし、仮に事実だとしても、オヤジには、どうしようもできないことです。大声で訴えると、何処からか、弾が飛んできても困りますしネ。・・・

予告「次回：北海道遠征釣行記（≒珍道中）」

　実は、ここ数日、北海道の大自然に優しく包まれていました。

釣果は、ほんの少しでしたが、やっぱり北海道は、優しかった。

　ありがとう。北海道。

　北海道を離れるのが、さびしかったオヤジです。

可愛い脂ビレ。

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