北海道 水産林務部 水産局 漁業管理課から、「秋さけ沿岸漁獲速報(旬報:10月中旬)」が、発表されましたね。
早期の発表、ありがとうございます。
10月中旬は、例年通りの落ち込みとなっている地域が、ほとんどでした。
今日の千歳川
川の中がこれくらいの混み具合だと、今日は3,000尾~4,500尾程度の漁獲ではないでしょうか?
先日は、昨年の捕獲数を一時的に上回りましたが、直ぐに昨年を下回ってしまいました。とはいえ、例年に比べたら、千歳川での捕獲数は多いです。やはり、日本海中部の漁獲数も多かったです。
小糸魚川河口
ウキルアーの方はおられなくなり、ブッコミの方に交代です。引き続き、厳しそうです。
秋さけ沿岸漁獲速報(旬報:10月中旬)
オホーツク
一番少なくなった西部は、約58,000尾です。オヤジは、ぎりぎりのタイミングで、遠征に行けた幸せ者だったようです。(釣りの神様、ありがとうございます。)
中部はこれまでに比べたらかなり落ち込んでいますが、それでも約285,000尾です。
東部は、例年に比べたら少ない年でしたが、この期は約476,000尾。
いずれの地区にしても、10月下旬は、著しく漁獲量が減少しますから、オホーツクで最後に残り物の鮭を狙うなら、東部ですね。
日本海
北部は約23,000尾と、ほぼ終了ですね。中部はかなり減少しましたが、約250,000尾と昨年の同時期を上回っています。千歳川の捕獲数とほぼ同じ傾向です。南部は、約275,000尾と一段と伸びています。
中部、南部とも、10月下旬は、例年激減する時期ではありますが、これから最後の鮭を狙うならここ日本海中部、南部ではないでしょうか?
根室
南部の今年は、全然ダメでしたね。この10月中旬は、約18,000尾です。
北部は、なんとか少し盛り返して、上昇傾向の約325,000尾。この数字は、オホーツク東部に次ぐ数字です。上昇したところが、なんとも魅力的と言うか、これからの寒さを考えると、悩ましい。
オホーツク東部と根室北部のパックで釣行先を考えれば、気合次第でなんとかなるかもしれません。
襟裳以東
西部は少し盛り返した感じです。この期間だけに限ってみれば、例年以上の漁獲数(約97,000尾)ではないでしょうか。
東部は、約55,000尾で、10月下旬は、例年同様さらに減少する感じですね。
いずれにしても、今後の釣果は、期待薄ですね。
太平洋
我がホームグランド、太平洋。鮭釣りのシーズンが「終わった。」と言ううより、『始まらなかった。』と言うのが、正しいのではないでしょうか?
胆振のこの10日間の漁獲数は約15,000尾で、千歳川での多い日(1日)の捕獲数と、ほとんど変わらないですね。残り3地域も、25,000尾弱と、惨憺たるものです。
本当に壊滅的なシーズンでした。
例年ならば、10月下旬が最も漁獲数が増える時期ですが、道南以外は、昨年の半分も行かないんでしょうね。
北海道遠征第2戦は、ホームグランドでと考えていましたが、『太平洋地域では、耐寒修行』になるだけでよう。
遠征第2戦、どうしたものか?
そろそろ降雪や凍結もあるでしょから、オホーツクまでは移動が厳しいし、可能性があるのは日本海中部、南部でしょうか?
なんでこうなるの?
今年、太平洋側の鮭が壊滅的だったのは、広範囲に発生した赤潮の影響でしょうか?
だいぶ前に見たNHKの「ダーウィンが来た」では、回帰途中の鮭が、かなり深いところまで潜ってました。赤潮で酸素が薄くなれば、鮭は酸素が濃いところへ逃げると思うんですがね。
赤潮の広がった範囲、深さを承知しているわけではないので、推測しかありませんが、来年は復活してもらいたいものです。
こんな図を見つけました。
「マルハニチロ サーモンミュージアム」
「「北海道のサケ」北海道開発文庫第3巻 秋庭鉄之著(社)北海道開発問題研究調査会発行 昭和55年5月15日発行」から
右側の太い線の鮭達が、帰って来れてないんですよね(涙)。どこに行っちゃったんだろう?
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