2021鮭釣行(番外編)

釣り
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 北海道に住んでいた約3年、大自然に囲まれ、海の幸を存分にいただくことができました。海の神様、釣りの神様、本当にありがとうございました。まだまだ、わからないことばかりですが、『北海道での鮭釣りに興味をお持ちの方に、参考になることがあれば。』と思い書いてみました。

今日の千歳川など

 昨日(2021.10.12)と今日の鮭の捕獲数がまだ発表されていませんが、川底を泳ぐ鮭は多いです。これくらいだと4,000尾/日以上は、捕獲できているのではないでしょうか。

 堤の下流側が泡立ってます。ゴミが、溜まっているのですね。こうなると、鮭が上流へ通過しづらくなり、リモートカメラの前に溜まりやすくなるのでしょうか?

サケのふるさと 千歳水族館 | 日本最大級の淡水魚水族館
サケのふるさと千歳水族館は、淡水では日本最大級の水槽を有し、サケの仲間や北海道の淡水魚を中心に世界各地の淡水生物を観察できます。 千歳川の中を直接見られる日本唯一の施設「水中観察ゾーン」では、四季折々の千歳川の生物を観察でき、中でも秋のサケの遡上は必見です。サケの稚魚放流体験や企画展などのイベントも多数開催しています。

「サケのふるさと 千歳水族館 HP」から

小糸魚川河口

 今朝は、5名の方が、頑張っておられました。

ACTION

「苫小牧市防災情報サイト」から

 この位置の西側にあるフィッシュランド苫小牧店産のHPには、アキアジの釣果が上がっていませので、厳しいんでしょうね。

苫小牧店 | FISHLAND

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鮭釣行記「番外編」

 北海道へ遠征釣行する時に、オヤジが大切だなぁと感じたことを、思いつくままに書いてみます。

その1(安全確保

 北海道で釣りをする時に、安全上、北海道外の釣りと異なるのは、熊と寒さです。季節にもよりますが、どちらも釣り人の命にかかわる問題です。

 対策は

1 熊への対策

 熊が頻繁に出没するような釣り場へは、近づかないこと。知床半島などは良く釣れるポイントも多いですが、道外の方だけでは、絶対に行かないこと。鈴さえもっていれば、大丈夫なんてことは、ありません。危険を冒さなくても、北海道には釣れるポイントが、沢山あります。

 熊が頻繁に出没する地域は、事前に把握しておいてください。

一例です。

「知床財団」のHP

カテゴリー お知らせ(ヒグマ)|知床財団
知床財団『カテゴリー お知らせ(ヒグマ)』についての情報です。

 「北海道 熊 釣り」でググれば、関連情報がたくさん出てきます。山を背にして釣るような後ろからクマに襲われたら逃げ場のないような場所は、絶対に避けてください。

 比較的開けている私のホームグランドの白老や苫小牧でも、熊は時々出没します。

令和6年度 ヒグマ目撃情報(市内東部)|北海道苫小牧市

「苫小牧市 令和3年度ヒグマ出没情報」から

(22番は新千歳空港の近く、7番は苫東厚真発電所の近くです。)

2 寒さ対策

 10月の後半くらいから、車外での夜釣りは、寒くて厳しくなります。ホッカイロで、なんとかなる寒さではありません。10月以降の防寒対策は、十分すぎるくらいにしてください。

 因みにこんな時期(12月)に鮭釣りに来道される方はいないと思いますが、私が釣っていた時の1シーンです。

 「鮭の遡上時期が一番遅いと言われている安平川です。川面が半分凍ってます。」

 「波の水分で波打ち際が凍って、サンドポールが打てず、波が来るところにサンドポールを立てています。」

 (この時期でも、だいぶ色が付いていますが、鮭が釣れることは、釣れます。)

 また、11月頃には、凍結が当たり前になりますので、夜釣りでテトラポッドや堤防の一部が凍ていて、滑落する可能性があることにも、注意してください。

 夜釣りをする方が駐車場所を確保する場合は、車中から穂先のケミホタルが見える位置を確保しておられます。

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その2(情報収集)

天候と釣果は、情報収集が必須です。

1 天候

 特に、鮭のハイシーズン(9月から10月)なら、天気予報を見ると、全道のどこかで良い天気、波の低いところがあることが多いです。

 遠征を設定した時期に、北海道全周で風裏が無く、波が高いような日に当たった場合は、諦めてください。

2 釣果

 鮭は、母川へ帰って来るという釣り人にとっては、有難い特性を持っています。

北海道秋さけ漁獲速報(旬報) - 水産林務部水産局漁業管理課
秋さけ漁獲速報(旬報)について 平成28年秋さけ漁獲速報(旬報)について(更新終了) 平成29年秋さけ漁獲速報(旬...

 この北海道水産局漁業管理課が出されている「秋さけ沿岸漁獲速報」などを参考にしてください。漁獲量が多い所が、鮭が多いということです。鮭がいない・少ない所では、釣果は、期待できません。

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その3(ルール) 

 北海道には、「内水面ではサケ・マスを獲ってはいけない。」、「魚を掬う網の大きさは直径40cm、奥行き40cmまで」、「こんな漁具は使ってはいけない」、「河口ごとに期間・規模の異なる河口規制」とか、多くの決まり事(条例等)があります。

 特にこれは漁業者を守るものであるほか、釣り人の最低限のマナーでもあります。

 毎年春に、釣具屋さんなどで、このルールブックが無料配布されていますが、遠方の方は、ダウンロードして、必ず一読してください。

フィッシングのルールとマナー (漁業管理課) - 水産林務部水産局漁業管理課
フィッシングルール2023 Rule&Manner Web版 【最新情報】 ※「フィッシングルール2023 Rul...

「フィッシングのルールとマナー(北海道 水産局 漁業管理課)」

中段あたりからルールブックがダウンロードできます。

 (参考:河口規制の時期の違いは、保護対象の魚種の違いなどです。)

 河口規制の違反や引っ掛け釣りなどの違法漁具の使用を発見したら、110番すれば、直ぐに警察官が駆け付けてくれます。毎年、警察で強制宿泊されて、科料を払われている方が何名かは、おられます。

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その4(北海道に愛される)

 北海道の大自然も、ここに住む人々も、とても優しいです。自然を大切にし、地元の方々と暖かく交流してください。時には、自分勝手に場所取りをしたり、ゴミを放置したりしている人もいますが、暖かい交流と改善が、気持ちの良い釣行と釣りの神様からのご褒美に繋がります。釣具やゴミで怪我をしたりする動植物を減らすのも、自然が残された北海道で釣りをする者の義務です。

その5(衣食住での参考)

 衣については、防寒対策さえしっかりできていれば、後は皆さんのお好みで大丈夫だと思います。

 食についてですが、釣り場で焼き肉やバーベキューをする方を時々見かけますが、ゴミと火の管理だけは確実にやってください。その4と重複しますが、残り火や炭を絶対に河岸に埋めることの無いようにお願いします。遠征の場合は、できるだけ宿泊施設を利用するか、ごみを完全に持ち帰られる弁当などにした方が良いと思います。

 宿泊についてです。私は機動性と経済性の追求から、車中泊をしますが、初めての北海道遠征では、宿泊施設の利用などをお勧めします。結構素敵な宿泊施設も、沢山あります。

 車中泊をされる方は、車に20L程度の浄水(飲料水)の確保をお勧めします。切り傷をした時の消毒や、物を洗う場面では必ず水が必要になります。(北海道に限ったことではありませんが。)

その6(移動での参考)

 前回の(後編)でも書きましたが、とにかく北海道は広いんです。街から街までが離れています。車両で移動の場合は、特に、給油を早め早めにすることをお勧めします。鮭が多く集まる地方のガソリンスタンド(その他のお店も)は、20時頃には閉店する場合が多いことを、覚えておいてください。

 ほんの限られた地域ですが、携帯電話がつながりにくい場所もあります。山の峠を超える時に、電話ボックスが一定距離ごとに設置されていれば、携帯電話の電波が届いていないかもしれません。

 その他、夜間の峠越えは、避けた方が良いと思います。鹿はもちろん、様々な動物に遭遇、接触する可能性があります。

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その7(お店について)

 ① 都会と違って、大半のコンビニは、トイレを貸していただけます。これは、本当にありがたいです。

 ② チエーン店のコンビニでも24時間営業でないことがありますので、事前に確認されることをお勧めします。来るときに通過したコンビニへ、夜中に買い物に行ったら、開いてなかったみたいなことが起きます。

 ③ 釣り具店の位置も事前確認が必要です。地方ではホームセンターに釣り具を置いていて、釣具屋さん自体が無い街があります。オヤジには、斜里町へカラフトマスを釣りに行って、ルアーを買うために片道35km以上走行した経験があります。

 ④ 宅急便の営業所も、全ての街に有るとは限りませんので、場所と営業時間の確認が必要です。

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要望事項をお聞かせください

 今回、具体的には記載していませんが、Y氏がいろいろな面でフォローしてくれたので、精神的にも物質的にも十分な釣行(遠征)ができました。経費的にも時間的にも効率的に動けました。Y氏の支援がなかったら、サンドポールやブッコミ用竿を送受するだけででも大変なことになりましたし、初日の白老での場所の確保も出来ていなかったかもしれません。

 北海道で初めて釣行してみようかとお思いの方には、いろんな不安や、お知りになられたいことがあると思います。疑問、要望などは、コメント欄へお願いいたします。

 オヤジの第3の人生では、北海道に戻って、遠征釣行に来られる方を支援するような事業をやってみても良いかなぁ~なんて考えています。

 遊漁船での釣行については、ほぼ確立されていると思いますので、陸からの釣行サポート業みたいな感じですね。

 今、こんなのが有ったらいいなと考えているのは、レンタル〇〇〇とか、▽▽▽など、思いつくものもあります。

 ここで書いてしまうと、私が北海道へ戻る前に、どなたかに事業化されて、私の収入減が無くなると困るので、あえて伏せさせていただきます。

 コメント欄へ「こんなのがあたらいいな」みたいな要望を、書き込んでいただけたら、有難いです。宜しくお願い致します。

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