行きたいのに、行けない北海道。帰りたいのに、帰ることができない地元(福井)。本当にさびしいものです。
今朝の千歳川など
千歳川
今朝の川底は、鮭の群れが慌ただしく、右往左往している感じでした。
水上では、今日もカラスが、海の幸にありつけたようです。
小糸魚川河口
今朝も10人の猛者が、ロッドをうならせています。このリモートカメラは、静止画5枚程度の連続写真なので、釣れたとしても、相当運が良くないと、そのシーンにはお目にかかれません。
因みに私は、まだ、このカメラでロッドが弓なりになるシーンを見たことがありません。私が尊敬する苫小牧近郊運送屋さんのYouTubeでも、ここで釣れているシーンは、UPされていませんね。
『は~い。皆さ~ん。7時を過ぎましたよ。お仕事、間に合いますか?』
大きなお世話ですね。
昨年は、私も出勤前に、白老町のサーフへブッコミに、鵡川漁港へ浮きルアーにと、何回通ったことか。一昨年は、白老町のサーフで2回だけ、出勤前の釣果がありました。出勤前なので、片付け時間を短縮するため、ブッコミ竿は2本だけです。1回は、片付け時間直前にHITして、ドタバタしながら、釣り上げ&片付けをしました。
釣り上げてすぐに帰るわけですから、周りの人からは、『これからだろう?』と言われ、嬉しさを抑えながら、「仕事ですから。」と応えました。
『そうだよな。鮭釣りじゃ、食っていけねからなぁ~』と返して貰えた声に、何とも言えない優越感を感じてしまった、ちょっと生意気なオヤジがいました。
昨年は、残念ながら出勤前に釣れることはありませんでした。
住んでいた千歳市内まで帰るには、釣り場を6時に出ないと間に合わないんですよ。それに白老町から、一般道を使うと苫小牧市の市街地で混雑するので、更に2~30分余分に時間がかかり、実釣時間を少しでも長くするために、毎回高速道路を使って帰宅していました。鵡川漁港の場合は、沼ノ端西ICまでは無料なので、料金を気にすることはなかったのですが、1回だけ工事で通行止めの時があって、あの時は焦りました。
とても楽しかった思い出です。
行きたいのに、行けない北海道
東京都の緊急事態宣言は、更に延長されるのでしょう。それを見越したうえで、北海道遠征の計画は、着々と進めていました。
休暇の申請こそ未だしていませんが、それ以外の準備は、移動手段、釣り具、餌、大漁時の保管用に冷凍庫(既UP)まで、ほぼ、完了していました。
緊急事態宣言下なので、同僚には、まだ何も言っていませんでしたが、今朝、遠征を予定していた日に、出張を命じられてしまいました。会社も、緊急事態が解除されることを見込んで、出張を計画したようです。
やむなく、全て再設定です。ネットや電話をしているとテレビから、「秋の大北海道展」が京王百貨店(新宿店)で、今日(9月7日)から9月21日まで開催されると、流れてきました。
北海道の素晴らしい味覚を堪能しに、今週末は感染予防を万全にして、行ってみましょうか。
帰りたいのに、帰れない地元(福井)
ここでは、少し真面目な話をさせていただきます。
1回目の仕事を定年退職して、半年以上が過ぎました。コロナの影響で、地元福井へは、帰っていません。実家には年老いた母が、元気に一人暮らしをしています。元気だから、有難いのですが、コロナを持ち帰ってはいけないという気持ちで、長らく母にも会えていません。
ご存じの方は多くないかもしれませんが、福井県は、日本総合研究所が発表した幸福度ランキング(2020年版)で、総合1位だそうです。
自分が生まれ育った地元のことを、よく言われることは、悪い気はしません。ですが、このランキングというのは、様々な所から出ていて、統計のやり方も異なるので、47都道府県を比べて、上下をランキングするのが、良いことなのか?そもそも、そのランキングが本当に正しい(幸福な)のか疑問です。
因みにDIAMOND ONLINEでは、こうなっています。
日本総合研究所 のデーターに戻って、「仕事」、「生活」、「教育」、「その他」で評価はされています。
そして、今朝(2021.9.7)の福井新聞onlineの記事です。
いくらハード(施設など)や、ソフト(制度)などがそろっていても、この精神的な面を感じる時、本当に幸せなんだろうか?という気になります。
この記事のようなことは、福井県だけに限ったことではないかもしれませんが、ローカル紙が特集するということを、我が地元の県民はどう感じているのでしょうか?
地元のことを批判すると、「地元を離れ30年以上経ったお前に、何が分かる。」と言われるでしょうね。
でも、2回のワクチン接種を終え、日々の大半を自粛生活している私が、現段階でも帰れない主たる理由は、身内が誹謗中傷を受けることを避けるためです。
もし、近所で陽性者が出れば、私が帰京した後に、「あの家の息子が、東京からウイルスを持ってきた。」と言われるでしょう。
いや、私に直接、「なんで今、帰って来たの?コロナが流行ってるの、知ってるやろ?」と言う人もいるでしょう。
真の幸福って、何なんでしょうね。新聞の記事の中に「かかりつけ医」のことが書いてありました。「かかりつけ医」の使命とは、何でしょう?
「かかりつけ医」に関わらず、それぞれの使命や生き様を思う時、誠の心はどこにあるのか?
新型コロナが流行して、もう2年も経つのに、「精神的に消化されていない。」そんな風に感じます。
『 ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの
よしやうらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて 遠きみやこにかへらばや 遠きみやこにかへらばや 』
室生犀星の有名な詩です。
私にとっての『みやこ』は、北海道なのかもしれません。
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