福井の銘酒を思う時、故郷の山河が思い出される味わいがあります。
福井の銘酒(6選)
地元福井の日本酒を語る時、単に売り上げやネームバリューだけでは語れない、深い味わいがあります。
我が故郷、福井の銘酒「黒龍」の 純吟三十八号です。
- 「黒龍」と「梵」
オヤジの中で、外れが少ないのは、「黒龍」と「梵」ですね。福井には、そのほかにもたくさんの銘酒があります。外れがないと表現したのは、「黒龍」や「梵」の中にも、オヤジの好みではない味のお酒も若干はありますが、他の銘柄に比べて極めて少ないからです。
「福井の日本酒」「ランキング」で、ネット検索すると、いくつかのページがピックアップされます。
通販ショップの販売量をランキングとすれば、概ね妥当なところかもしれません。しかし、そのほかのブログなどでの紹介は、私の味覚とは合致しないことが多いです。
ただ、「黒龍」と「梵」は、どのブログでも、外されることはないと思います。
因みにオヤジの好みで銘柄を並べますと、
黒龍、梵、花垣、常山、紗利、一本義 でしょうか。
オヤジの味覚での評価ですが、「黒龍」は、単価とお味が比例するように感じています。一方、「梵」は、高いものは美味しいことに間違いありませんが、安価なものの中にも、美味しいものがあります。飲んだ時に、「なぜ、この値段なの(安いの)?」と思う時が、時々あります。
次に、この2銘柄の瓶についてですが、黒龍は黒系の瓶のものが、若干お高めで、お味も素敵だと思います。冒頭の三十八号のような茶色系の瓶のものを少し安っぽく感じてしまうのは、オヤジの父が愛飲していた二級酒(安かったようです。今はこのような分類はありません。)の瓶が、茶色か薄い青色だったからかもしれません。
決して瓶の色で味が変わるわけではないのですが、幼少の頃の貧乏体験のトラウマでしょうか。
黒龍の黒系瓶には、こんな感じのハイカラ(箱)?なものもあります。
梵の瓶は、濃い青が好きです。冷やして飲むことがほとんどなので、青が合います。
- 花垣
花垣は、奥越(水が清廉な山に近い地域)大野市に所在する南部酒造場のお酒です。稲田朋美元防衛大臣も、お好み(お薦め)との新聞記事を読んだことがあります。
このお酒を勧めてくれたのは、同郷の政府専用機のパイロットT氏です。すっきりとした、良いお味です。
- 常山
常山は、味がしっかりした「信念を持ったお酒」そんな感じがします。先日(2021.3.13)、福井市応援隊が企画されたオンライン飲み会https://turibetaoyazi.com/fukui/487/でも協賛され、その魅力について、蔵元に語っていただきました。
- 紗利
福井の営業ウーマンに教えてもらったお酒【紗利】
地元福井を日本中へ営業してくれた彼女から、教えてもらったお酒です。ちなみに彼女は、福井県出身ではありませんが、福井をこよなく愛してくれる人です。彼女のお人柄などは、こちらで確認されてください。約10年前の記事になりますが、今も福井を応援し続けてくれています。ありがたいことです。https://diamond.jp/articles/-/14310
ほんのちょっと酸味がありますが、日本酒らしさを感じるお酒です。爽やかさが、女性に好まれるのかもしれません。
- 一本義
一本義(一本義久保田本店)
オヤジが大学生の頃は、一本義が福井のお酒の代名詞だったような気がします。(違うかもしれませんが。)
当時、オヤジはパーティなども手掛ける食品会社でアルバイトをしていました。ある年の新年会シーズン、一本義(蔵元)の新年会のパーティの準備中のことです。オヤジがテーブルにグラスなどを並べている時、生バンドでジュディーオングの「魅せられて」を、ジーパンを履いた背の低いお姉さんが、練習してました。素人の余興くらいに思っていると、♬~♪「ストップ。もう少し音を上げて。」と、なんか偉そうな感じで、お姉さんがバンドの演奏を止めました。
生意気なお姉さんだなぁ~と、ステージを振り返ると、本物のジュディーオングではありませんか。「魅せられて」がリリースされてから、数年が経ってはいましたが、ジュディーオングの出演料などを考えると、いかに当時の一本義が凄かったかを伺えます。
思い
福井には、ここで紹介した酒蔵以外にも、たくさんの酒蔵があります。お米もお水も美味しい福井です。まだ福井のお酒を飲まれたことのない方は、ぜひ一度飲まれてください。
飾らない、控えめな県民性を感じられる穏やかな味が、共通項のようにも感じます。
福井出身のスーパー演歌歌手 五木ひろしの「山河」を聞きながら、日本酒で心を癒すオヤジでした。
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