大食い番組やめよう – 釣り下手おやじ奮闘記

中国で「大食い動画」に罰金

今日（2021.5.6）の記事です。

「大食い動画」に罰金１７０万円　食べ残し禁止を法制化―中国」JIJI.com「大食い動画」に罰金１７０万円　食べ残し禁止を法制化―中国：時事ドットコム (jiji.com)の記事です。

　ことの発端は、投げ銭稼ぎの動画の流行などだったようです。

　私は、中国という国を応援するわけではありませんが、今日の報道を見て、これは正しいと思いました。料理を残すように大量に提供するという文化がありながら、よくやったという感じです。

　食は、本来、飢えをしのぎ、更には、美味しく食べることで人を幸せにすることが、目的だったはずです。料理人も自宅で食べ物を作る人も、皆そうだったはずです。

　しかし、最近、日本のテレビ番組でも、大食いを競うものが、いくつか放送されています。加えて、激辛を我慢しながら、競う番組もあります。

　ギャル曽根さんのように、完食する方にまで文句は言いません。一方、完食できずに食べ残しをした方の食べ残しは、ご本人が持ち帰られるのでしょうか？

　きっと、破棄されていると思います。なんと無駄で、もったいないことか。

　日本には、BPO（放送倫理・番組向上機構）というものがあります。視聴者からのご意見について | BPO | 放送倫理・番組向上機構 |

　　彼らは、これらの番組をどのように考えているのでしょうか？今回の中国政府の決定が、別の事情があるのかもしれませんが、結果的には間違っていないと思います。

　日本の政治家に、今、このような問題を取り上げる余裕がある人がいないかもしれませんが、我が国も、エンターテイメントのために食料を無駄にしてよいはずがありません。

　できることなら、法規制を速やかに、やってもらいたいです。

　「パグパグ」という言葉を知っていますか？フィリピンには最低限の衛生的な食べ物すら口にすることができない人々がいます。これもまた、ネットの記事です。

　これは、フィリピンだけのことでは、ありません。世界中、そして、日本国内にも、食べたいけど食べられない人がいるんです。

　平均的な日本人の食料摂取カロリーは、必要最低摂取カロリーを超えています。そして更に、残飯を大量に出しています。

　日本には、「もったいない。」という言葉がありながら、なんということでしょうか。

　エンターテイメントや、YouTubeなどで承認欲求を満たすだけのために、大食いや、激辛食の競争を止めてもらいです。

　日本人の良識に願うばかりです。