奥尻高校野球部 涙が出た(2020.6.15のニュースです。)

日記・コラム・つぶやき
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 お昼休みにテレビでニュースを見ていたら、『奥尻高校野球部 独自大会を辞退』の報道?
以下は、NHK北海道 NEWS WEB の 

(https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200615/7000022085.html)
 一部抜粋です。

 『・・・新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、道南の奥尻島にある町立奥尻高校の野球部は独自大会への出場を辞退することを決めました。
 高校によりますと、島にあるのは奥尻町国民健康保険病院だけで、感染した場合、医療をひっ迫させるおそれがあるとして部員たちが決断したということです。』
 『齊藤正明教頭は「難しい決断だったとは思うが、島に迷惑をかけたくないという部員たちの気持ちを尊重したい」と話しています。』

 また、北海道新聞web版の

(https://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/sports/hokkaido-430507)
 一部抜粋です。

 『・・・3年生部員が話し合った上で井上暁史監督(27)に「島内で感染を広げたくない」と辞退の意向を告げた。井上監督は大会に出場して有終の美を飾ってほしいと考えていたが、「選手たちにこれほどの覚悟があるとは思わなかった」と言葉が出なかったという。』

 他人のことを思える、地域のことを思える素晴らしい高校生が沢山いるんだと、涙が出てしまいました。

 この学校は、他学校との合同チームを組んでいたとのことなので、自分たちの判断が他学校の仲間の参加に影響を与えることにも、十分考慮した上での決断だったと思います。

 野球が上手い、下手という問題ではなくて、本来、部活動を通して学ぶべきことを、ちゃんと学んだ立派な大人予備軍、いや、もう立派な大人かもしれません。

 

 27歳の監督先生が言葉が出なかったということ、教頭先生が部員たちの気持ちを尊重したいと話されていること、一方通行でない双方向の立派な教育が行われているんですね。

 私自身のことを振り返ってみると、自分のことだけを考えるのが精いっぱいの高校生や27歳だったと思うし、たぶん今は教頭先生と同じ位の年齢だと思いますが、素直に生徒たちの言葉を受けとめて、相手を尊重できるような生き方をしているのだろうかと考えました。

 立派です。
 離島だから物理的な不便は若干あるのかもしれませんが、島外からの留学生を受け入れたり、本当に魅力的な学校・地域ですね。

 北海道には、大自然はもちろんのこと、大切なものが、沢山残っていることに、改めて感動しました。

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